小さな秋のコンサート

ちょっと変わったコンサートのお知らせです。

何が変わっているのかといえば、今回はいわゆるコンサートホールではなく、明治初期に建てられた名邸が会場です。
盛岡市の中心地に位置する南昌荘という邸宅で、明治からの時を重ねる建物はもちろんのこと、国の登録記念物にも指定される見事な庭園が素晴らしいロケーションです。
これまでにも、この空間でコンサートはしばしば催されていますが、今回この南昌荘では初となる、アコースティックのピアノを持ち込んでのコンサートとなりました。
持ち込むピアノは、世界三大名器ながら、なかなか聴く機会の多くないベヒシュタイン社製のピアノをお借りすることができました。
庭園に直結の広々とした板の間で、換気も抜群！従来の座席数の半分を定数として、ゆったり音楽と空間を味わっんでいただける時間になったらと鋭意準備を進めています。

このところの岩手県内の感染状況も芳しくなく、コンサートの開催に向けて、正直なところ見通しがつきづらい様子ではあり、この先は平坦な道のりでは無いのですが、少しでも状況が良くなることを願い、そしてこの貴重な機会が実現できることを願い、お知らせさせていただきます。
プログラムは、出演者それぞれがこの空間、この秋のタイミングをイメージしながら選曲してみました。
休憩中の密を避けるべく60分休憩なしのプログラムを２回公演でお送りします。１公演目と、２公演目は、それぞれ違うプログラムを組んでいます。願わくばどちらも楽しんでいただけるよう、お得な通し券のご用意もあります。

配信や動画での良さとは異なる、その場の空間、時を巻き込んだ、ライブを味わっていただけたら嬉しいです。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。