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校友会岩手県支部だよりvol.5 コロナ禍に思うこと〜 西村 元希

 前回に引き続き、インタビュー形式で岩手県副支部長 西村 元希さんにお話しをお伺いしました。

コロナ禍に思うこと 〜 西村 元希


    4都府県緊急事態宣言がまた出てしまいました。コロナによるパンデミックはまだ終息が見えませんが、レッスンやご自身の音楽活動はいかがでしょうか。 

 今私は岩手県の大船渡市で生活をしているので、レッスンに関しては正直コロナ前と大きな変化はありません。
もちろん消毒液を用意したり、換気をしたり、生徒さんも自分もマスク着用だったりはする等、コロナ禍での新常識はもうすっかり当たり前になってしまいましたが、対面でのレッスンを続けることが出来ています。
生徒さんたちも一人ひとり頑張っていますよ。
 イベント関連は軒並み中止になってしまって、やっぱり寂しいです。。
大船渡の文化会館事業のアドバイザーもやっているので、いろいろ企画などもあるのですが…そんな中でも開催できた事業はすごくうれしかったですね。

アドバイザーを務める大船渡市民文化会館での自主事業


   コロナ前と変わらず学び続けている生徒さんがたくさんいると伺ってすごく安心しました。
私は東京で生活しているのでオンラインやライブストリーミング等は必要不可欠で、毎日のようにお世話になっていますが、岩手ではいかがでしょうか?

 岩手ではそこまで配信型の演奏会や、イベントはあまり聞かないかなあ…と思います。そして私はやっぱりオンラインより、ライブ、生の音が良いですね。
同じ空間で響きを感じることが出来ないですから。
 でも以前にオンラインでコンクールの審査員をやったことがあるのですが、主にテクニックや、テンポ感、世界観、バランス等は結構わかるものだなと思いました。



    西村さんは東京音大岩手県支部の副支部長でもありますし、コロナ前は東京と岩手を行ったり来たりしてお仕事されていたり、東京在住の会員と岩手県在住の会員を繋ぐ架け橋と認識しておりますが、最近東京へは来れていますか?

 いや、全く行けていません。昨年から合わせて3回かな?仕事の関係でどうしても行かなければならなかったので行きました。やはり岩手県は結構長い間コロナ0人を保っていた県だったので緊張感がかなりありました。
 岩手県で主に仕事をしていて、しかも田舎で生活をしている私にとっては、地元のコミュニティはかなり大切ですし、すぐ噂になってしまいますからね(苦笑)
本当に早く自由に移動が出来るようになってほしいです。


    震災を乗り越え、更にパンデミックも乗り越えていかなければなりませんね。
 岩手県の未来の音楽家を育てるべく、後進の指導に熱心に取り組んでいらっしゃる西村さん。
 最後に一言メッセージをお願いいたします。

 岩手県はやっぱりお国柄、南のほうの地域と比べると性格的にもおとなしい部分があると思います。真面目で控えめ、そして丁寧で奥ゆかしい。でもその性格は、表現の部分ではもったいないと思う事がよくあります。このコロナによってますます小さい世界に収まらないといいなと思います。
 いろんな世界を見に行ったり、いろんな人と会ったり…早くそんな事が出来るようになることを願うばかりですね。


西村さん、ありがとうございました。
文中に使用している写真は、西村さんが参加されました、街の復興を音楽で残すプロジェクト「岩手 after 10 years」の撮影風景です。

動画も併せてぜひご覧ください♪


    インタビュアー 村上 千秋

 東京音楽大学 岩手県校友会ホームページのリニューアルをしてからちょうど1年が経ちました♪
 アーティストページの掲載等も更新しております。
 今後ともよろしくお願いします!